二千と一夜物語 最後のブログ

アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ!

そんなフレーズで始まるこのブログも、これで最終回となりました。親しい人は知っていたようですが、このブログを毎日更新していたのは、他でもない今回の主催者Jobow本人。最後までジニーでいるべきか迷いましたが、最後は素顔の自分を見せるべきと感じました。

昨日2021年1月31日で全てのプロジェクトが終了したArabian Nights 2021「二千と一夜物語」は、おかげさまで大好評の中で幕を降ろすことが出来ました。

このプロジェクトに挑戦して残せた実績は、新たな可能性と記録的な数字。それは以下のようなことです。

1. アイディアの発案から構想、撮影までが2ヵ月という短期間であったこと(それによりダンサーは1か月で自分のシーンを作る羽目になりましたが・・・)

2. 撮影時間が賞味9時間という環境でダンサー7組とその他全てのシーンを収録したこと

3. 映像の編集を2日間(徹夜を入れると賞味3日間)という時間内で完全に終わらせたこと

4. 監督の私自身が脚本、演出、映像撮影、動画編集の一部を含め全てが初めての経験だったこと

5. 予想外のチケットの目標を達成したこと

理由があって短期間で完結する必要があったわけですが、全て計画通りに進み順調でした。この現実を作ったのは、今回関わってくれたメンバーひとりひとりの努力の結晶。私は単に強運の持ち主なだけで、外から指をくわえて見ていただけです。

もちろん、短期間で制作しただけに作品としてのクオリティーや、やり直したいところなどは数え切れません。皆さんからも具体的なご指摘があり、真摯に受け取れるありがたい内容で、今後の改善に役立つアドバイスになりました。

特に感謝を述べたい相手はカメラマンの長沼くん、最後までサポートを惜しみなく注いでくれたFaRida、無理難題に向き合ってくれた仕事上のパートナー福元さん、この3名の協力なしには絶対に叶えられなかったプロジェクトでした。

また今回出演してくれたダンサー達からは、豊富なアイディアで二千と一夜物語にピッタリのシーンを作ってくれたJJ Rohita、素晴らしい演技を見せてくれたEyamax、いつもは主役なのにワキ役に徹してくれたJunkoAyumi、フラメンコとベリーのかけ橋となる可能性を見出してくれた海くん

完成度の高い群舞を披露してくれたサリマのチーム、あなたたち以外の群舞では今回の企画はハマらなかったし、サリマの主導力、Chisakoさんのオーラ―がすごかった。他のメンバーも控えめなのにキッチリと自分の役目を果たしてくれてありがとう!

このプロジェクトで無二の存在、フュージョンダンスのトリンカからコモンチグサさん。全体のスパイス役としてミュージックビデオ並みの素晴らしい作品撮りができました。ヒップホップもロックも最高の選曲、そしてイマジネーション豊かな振付に感動しました。

TINAとは初めて仕事をしましたが、エンターテイナーとしての感性も人間性も共に素晴らしい方。必ずまた声を掛けたい人。

MAHAさんの魅力は不思議過ぎて、最後までそれが何なのか?私には理解できませんでしたが、とにかくファンになったことは間違いありません。

そして、私のアーティスティックな部分を目覚めさせてくれたTANISHQ。プロジェクトの主旨を一番理解してくれ、作品を作り上げてくれました。音楽的な才能もあらためて驚かされました。

数日前のオファーにも関わらず案件を引き受けてくれた照明チーム、松本さん、今泉さん、スギちゃん

作品の色気を一気に引き上げてくれたアラビア語ナレーションのイハーブ先生

地味ながらもカメラワークのサポートに徹してくれたレイラ。あなたはすでに強制的に制作チームメンバーになってます。カメラマンの視点は貴重な要素でした。

スチールのUGさん、宣伝用の写真をありがとう!超カッコいいフライヤーを作ってくれたCOSAQさんは最高の芸術家。随所で挿絵を描いてくれた「なるみ堂」の森田さん、制作過程のやり取りが面白かった!

当日のお手伝いLamia、Manami。宣伝も協力的にしてくれたこと感謝します。最後のオフショットはあなた方の手柄です。

脚本のアイディアをくれた大杉さんも決して忘れていませんよ。最終日に奇跡を呼び起こしてくれた九州のMomoiさんにもリスペクト!

そして最後で最大の感謝を伝えたいのが

あなた!

あなたがこの作品に興味を持ってくれなければ、私たちの仕事は成り立ちませんでした。最後になってしまいましたが、最高の感謝でお別れをします!

「二千と一夜物語」はこれにて全ての工程が終了となりますが、Arabian Nights 2021プロジェクトはこれからも続きます!

最高に幸せな時間をありがとう!

「続きは…またいつかね!」

エグゼクティブ・プロデューサー DJ Jobow 

 

トリンカちゃんの表現力

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今週末でいよいよ終了する「二千と一夜物語」の配信、まだ見ていない人かな?全国から毎日チケット購入をしてもらってる。本当にありがたい話さ。

今日はちっとネタバレになっちゃうけど「第四章:誘惑の罠 怒りのつるぎ」に出演してくれたTRINKA FIVE(トリンカファイブ)の超名シーンを紹介したいと思う。

この章でダンサー表現してもらった元案は以下のようなストーリー

宴を抜け出し、二人きりになったドニヤとラヒーム王子は、ワインをグラスに注ぎ杯を交わす。ドニヤはラヒーム王子がひるんだ隙に、ワイングラスに毒を入れ、ラヒーム王子を毒殺。そこに国王が部屋に入ってきて理由を聞かずにドニヤの首をはねる

簡単に説明すると、事前にこんな内容のストーリーを課題に与え、トリンカの2人にはダンスの振付を作ってもらったんだ。

監督さんが要望したのは「剣」を使って踊ってもらうこと。見てくれた人は知ってると思うけど、後半で見事な「剣の舞」を披露してくれるよね。

しかも超カッコいいHeavy Rock調の曲で!マリリン・マンソン、ベイビー!!(※元曲はビートルズです)

監督がとても気にしていたのは、国王がドニヤの首を剣ではねるシーンをどうやって表現するか?ということ。じっくり見ていると「あれ?!表現して無いじゃん」って思っちゃうんだよね。

でも見進めていくと最後の最後に!

↑↑これスゲー!!!

この表現力、タダ者じゃないよね。二人の表情も相当イッちゃってる。

こういう発想をダンスで表現できる彼女たちの頭の中ってどうなっているのか?頭を半分に割って、脳ミソを見て見たいよ。

いや~マジでビビった。

 

あらためてトリンカの表現力には恐れ入った!スゲースゲー!

今回はここまでね「続きはまた明日!」

JUNKOインタビューの巻き

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ジニーは昨日、右手を負傷してしまい最近毎日のように日課にしている「おでん作り」が出来なかったんだ!今この記事の執筆も、痛さをこらえてパソコンのキーボードをたたいてる・・・

さて、今日はJJ Rohita & Gipsy’sのメンバーとして出演してくれたJUNKOさんとの対談を紹介するね。彼女は知っての通り、プロフェッショナルなダンサーなので、今回はソロでの出演オファーを考えていた。フタを開けたらJJのチームに入っていて、それはそれで驚いたんだけど、そんな経緯があるんだよね。以下彼女との対談を紹介するね。

JUNKO インタビューの巻き

JENNY: 今回の配信ショーに参加して印象的な出来事や楽しかったことを具体的に教えてチョ。

JUNKO: 個人的には、演出のための演技!?を、初めて経験しました。やり切るのが、大事と勉強しました。チームでの参加の中で、リハであーだこーだ話しながら細かい部分まで詰めていきつつ、みんなで作り上げる時間は、すごく楽しかった!

JENNY:  そうだよね、普段はソロで踊ることがほとんどだろうからね。次回もArabian Nightsの企画に参加するとしたら、どんな企画がやりたい?

JUNKO: わたしは、所謂クラシカルなベリーダンサーではないので・・なにかニッチな演出が必要なら、なんでもやってみたい!アマゾンの未知の生物とか、気狂い女とかできますww

JENNY: ア、アマゾンの未知の生物って・・ピラニアとかもできるってこと?10年後の国内ベリーダンス業界はどうなっていると思う?

JUNKO: このままだと、段々しぼんでいってしまうだろーなと思っています。わたしはフュージョンダンサーで、教えていることも、自分の踊りも、これってベリーダンス?って言われることをやっているので、無責任な発言になってしまうのですが、、、。

ベリーダンスの素敵さを伝えるのに、自分ももっと踊りそのものも上手くならなきゃって思っています。それに、ベリーダンスを知らない人が見ても、わーー素敵❤️なにこれ?って思えるような踊りをもっと魅せていかなきゃー、って思います。

JENNY: 自分に厳しすぎじゃない?JUNKOさんはそのままで十分素敵ですよ。では最後にあなたの使命感や目標を教えて。

JUNKO: 踊るっていうことは、わたしにとっては人生が豊かになるスパイス。なので、この踊りやってるから、知ってるからエライ、とかじゃなくて、もっと単純に誰でも楽しめる、そんな時間やチャンスをみんなに作って行けたらいーなーと思っています。

わ~素敵な考え方だね。今回は出演してくれてどうもありがとう!次回はピラニアか気狂い女を希望してるみたいだから、楽しみだね!

今回はこのヘンで「続きはまた明日!」

朝からドゥイドゥイ

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今日は5人でジプシーを踊ってくれたJJの音源について語りたいんだ。もう見てくれた人はこのシーンは記憶に残っているよね。

このシーンのダンス中はJJ Rohita, Junko, Ayumi, Eyamax, El Caiの5人が持ち前の特徴的なダンスを披露してくれたよね。構成はストーリーを伴う振付になっていて、あらためてJJの才能に驚かされたよ。

今回の配信ショー「二千と一夜物語」の素晴らしい点は、なんと言っても音楽。どのダンサーも全然ちがうジャンルの選曲で、ベリーダンスの定番もあればヒップホップ、クラッシック曲、クロスオーバーミックスなんかもある。そしてJJが選んでくれたロマの曲はゴラン・ブレゴヴィッチ(Goran Bregović)のDuj Dujって曲で、これが何回か聞いていると耳に焼き付いちゃって、全然離れないような中毒性の高い曲なんだよ。

この曲↓がGoran Bregovićの「Duj Duj」

ジニーなんて朝起きてベットから出た瞬間から頭の中でこの曲が勝手に再生されて、ご飯を食べている時も、仕事に行く途中も、トイレに入っている時も、セッ〇スをしている時でさえ永遠とリピートされていて「ちょっと、誰かこの曲を止めてくれ~!」って感じ。

この曲の感染力はなかなかのモノで、ビデオグラファーの長沼っちもJJの映像シーンを編集している最中に中毒になったらしく、頭からこびりついて離れなくなったって。その証拠にジョボウさんと長沼っちが用事があって、会った時に交わした挨拶が「ドゥイ、ドゥイ?」だって。それ以降もしばらくはドゥイドゥイ?だけで会話をしていた。ジニーには謎の世界だったから、関わらないようにしたけど、完全にこの曲に頭が犯されてしまったみたいだよ。

まあ、そんな訳で朝からメチャテンションが上がる曲。言語はチェコ語?なので、どんな内容なのかはわからないんだけど、とにかくハッピーになれるから聞いてみてね。3回以上立て続けに聞くと「頭から離れない現象」が起きてしまうから取り扱いには十分に気を付けたまえ。

今回はここまでね「続きはまた明日!」

FaRidaインタビューの巻き

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今回参加してくれたダンサーに向けて、ジニーから一人一人のダンサーに質問を投げてみたんだ。いつもジニ―の考えとか、ジョボウさんの考えだけで一方的だからね。現役で活動しているダンサーが何を考えているのか?今回撮影に参加した感想も踏まえて、インタビューしてみたので読んでみてね。

まずは、今回「二千と一夜物語」でディレクター的な役割をしてくれたFaRidaから意見を聞いてみた!

FaRida インタビュー

Jenny:今回の配信ショーに参加して印象的な出来事や楽しかったことを具体的に教えてケロ。

Farida:楽しかったことは・・・こんな時期に、映画撮影のように大きな舞台公演が出来たことは本当に感謝。皆で作り上げる現場を裏からも表からも見られたことが楽しかった。コロナ禍なので関東のダンサーに限られてしまったけれど、最高のキャストを迎えられたことも嬉しかった!

印象に残ったことは、少ない準備時間と撮影時間の中でも、舞台とは全く違う環境下で臨機応変に対応し、改善策を出していったプロデューサーJobowとスタッフの皆さんの団結力かな。

Jenny:そうだね、あの時の団結力は中学校の部活みたいなノリだったよね。今回の配信ショーに参加してやり残したこと、やり直したいことがあれば教えてチョ。

Farida:悔いはない!振り返ってみて客観的に考えると、自分の踊りや画面を通してダンサーとして見せたいところ、他のシーンのフォローなど伝えきれてなくて、やり直したい所は幾つもあるけど、限られた時間の中でその時の自分にできる事を精一杯やり切ったと思う。

Jenny:次回もArabian Nightsの企画に参加するとしたら、どんな企画がやりたい?

Farida:「シルクロード物語」かな?シルクロードに携わる様々な国から、民族舞踊のプロ中のプロを招いて世界の踊り紀行をやってみたい。もう一つは、アラブで有名なストーリーをテーマにして、海外に向けて輸出するとかも面白そう。

Jenny:それは面白いかもね、最後にファリダのダンサーとしての使命感や目標って何かな?

Farida:目標は今も昔も変わらず、アラブ人が感じているような感覚で、詩を歌い踊れるようになりたい。あの美しい景色を内側から体感してみたい。そこから日本人の体の使い方や特徴、クセをこの踊りに合うように導いていくこと。呼吸一つ、歩き方一つでも注意深く探ると意識するポイントが私達の発想とは全く違う。だから踊りを日本人の身体に合わせるのではなく、身体の内側のちょっとした使い方のコツでリアルな感覚に近付ける作業を皆に伝えていきたい。

あとは一般の人たちが嬉しい時、楽しみたい時に気軽にアラブの踊りを見れるような環境作りに携われたら嬉しいな。

以上、FaRidaの考えていることを聞いてみたよ。面白い意見だったね!明日も出演者のインタビューをお届けするね。

今回はここまでね「続きはまた明日!」