アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ!
今日はジニーが面白いと思った撮影現場での演出をピックアップするよ。既に映像を見てくれた人は驚いたと思うけど、TANISHQがパフォーマンスをした「第五章:シェヘラザード 悲しみの果てへ」の演出はすごかったでしょ!?あのアイディアがどうやって生まれたか裏話をするね。
見てくれた方は「ナニこの真っ暗な演出?」と感じたはずだけど、それは全て計算済みだった。監督Jobowさんのイメージは、いかに真っ暗闇の中で踊っている彼女の影が時々見える…くらいの極端にアーティスティックな作品にしたかった。それはTANOSHQが仕込んできた頭をぶち抜くような音源をいかに引き立たせるかの秘策だったんだ。
でも、それを突き詰めていくとTANISHQが打ち合わせの時に監督に言い放ったひとつの言葉がキッカケだったんだよ。その言葉は「わたしなんて写ってなくていい」と吐き捨てたセリフ・・・
「ぇえ゛?」って感じだよね。あなたの撮影をするのに、あなたが写ってなくていいってどゆこと?って思うよね。普通ならこの人お酒の飲み過ぎで頭が少しおかしいんだな~、くらいで無視するところだけど、JobowさんもTANISHQも同じアル中同士だから、お互いにその言葉が理解できたんだよね!
「そっか!写さなくていいんだ・・・」
そこで思いついた演出用の照明がコレ↓
あの撮影は、こんなに小さい照明1個だけで撮影したんだよ!すごいアイディアだよね。
しかも照明の松本さんがコイツを手に持って、TANISHQがダンスをしている間、この照明を右横からブンブン振り回しているんだよ。あの度肝を抜くようなダークな演出はそんな偶然から生まれたんだ!!
まさに、ブッ飛びのアイディア+ブッ飛び音源の融合から湧き出た奇跡の映像なんだ。
偶然の奇跡が生まれたのも、みんなが一生懸命に取り組んだ結果、神様が手を貸してくれたって証にちがいないね。
今回はここまでね「続きはまた明日!」