ご馳走様!MIHOさんからコメント

アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ!

この映像は監督のJobowさんが初めて取り組んだベリーダンスの企画だったんだけど、すごく参考にした方がいたんだよね。それはベリーダンス業界の巨匠、MIHOさん。

彼女はこれまでに多くのイベントをプロデュースしていて、テーマの発想、センスの良さ、キャスティングの素晴らしさは毎回ピカッ、ピカッ、ピカチューって光るものがあるんだよね。もうマブシイ!って感じ

中でもJobowさんが影響を受けたのが2017年9月28日~29日に都内で行われた「タロットの宇宙」(←コモンのブログに飛ぶよ)で音響&照明で雇われた時。もう、自分で照明をやりながらオシッコガ3滴くらいチビっちゃって、パンツの中が大変だったらしいよ。

そんな尊敬する存在なので、MIHOさんに「二千と一夜物語」を見てもらい、感想をもらったんだ。以下にその言葉を包み隠さずに公開するね!

 

観ました!おもしろかったです。

現場いいですね!短い期間で仕上げたとは思えないです。どのシーンも美しかったです。

多分感想は大部分の方が一緒で「続きはあるのか?観たい」ということ。続きを期待させるくらいおもしろかったという部分は大成功だと思います。

ダンサー的な意見としては、ダンスよりもストーリーの方が気になるというサジ加減が難しい、という感じでしょうか。

でも1日撮影ですものね。あり得ないくらいのクオリティです。おつかれさまです。私も企画参加したいです❣️

 

おおオ~、ご馳走様でした!参考になるお言葉の数々。

”ダンスよりストーリーが気になるというサジ加減が難しい”ってのは、ダンスの合間に物語の展開があるんだけど、踊っている間に、そのストーリーの内容を忘れちゃうってことだね。ありがたいご指摘です。だから2回くらい見ないとしっくり理解できないんだよね。

あとは最後に言ってくれた「私も企画参加したいです❣️」←これね。ハート付きでっせ!本当は今回はMIHOさんに企画に携わって欲しかったんだけど、MIHOさんは年末のチャリティーショーで忙しいと思ったから、声を掛けられなかったんだって。

MIHOさんは最近タロット占いも好評だから、最強開運日で天赦日の2021年1月16日は彼女のサイトを覗いて見るのをお勧めするよ。今日は何か新しいことをスタートするといいんだって!

MIHOさんのサイトはこちら

今回はここまでね「続きはまた明日!」

セクシーな仕事人 Salima

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今日はジニーとの付き合いが長いSalimaについて触れてみるね。実は触れるのが一番こわいんだけど、ケガしないように頑張っちゃう~

監督のJobowさんとSalimaはね、2013年のイベント「Belly Dance Fashion Show」(←デリさんのブログに飛ぶよ)で初めて仕事をしたんだ。誰もが知っているようにSalimaは硬派だから、Jobowさんみたいに「Hey!ネイちゃん」みたいなのは相手にしない。JJ Rohitaとは違って、下ネタなんて言おうものなら殺される可能性だってあるんだ

でもね、「二千と一夜物語」の出演者候補としては1番最初に声を掛けた。というのも、彼女は下ネタこそ通じないけど、仕事に関してはどんなベリーダンサーよりもキッチリとこなしてくれるという確かな信頼があった。

映像を見てくれた方は感じてもらえたと思うけど、4名の群舞を率いて振付けに2ミリの狂いもない指導力って凄いと思わない?!ピタッ、ピタッ、ピタットハウスって感じ!(←あまり面白くない)メチャメチャ踊り込んで監修してきてくれたのが伝わるよね。

物語の中では「第三章:満月のうたげ 妹ドニヤの群舞」でメンバーのChisako, Mitsu, Kyoko, ChizukoそしてSalimaの計5人で見事なアンダルシアを見せてくれるよ

ホンマにね、必殺仕事人の彼女には敬意を払うわ~!でもね、Salimaは超セクシーだから、次は肌の露出度がもっと高いオリエンタルのソロが個人的には見たいんだけどね~

おっと、今回はここまでね「続きはまた明日!」

二千と一夜物語 あらすじ

アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ!

今日は少しまじめな話をするね。

この配信ショーの企画を立ち上げた時に、監督のJobowさんが原案のストーリーを作ったんだ。1週間くらい、図書館にこもって2021年版シェヘラザード物語を書き上げたんだよ。

その原案を元に各ダンサーに第一章から最終章までの7つの役割を与えたんだ。ちょっと長いけど、時間のある人は読んでみてね。映像を見てくれた方なら、更に理解度が増すと思うから。

二千と一夜物語 原案

「おめでとうございます。」

シェヘラザードに向けられた祝福の声。千の夜を越え、彼女はシャフリ国王と結婚しました。

金や銀など豊富な資源にあふれる豊かな国「ダハブ帝国」。そこで念願の王家の暮らしを手に入れたシェヘラザード。彼女は次期王位継承が決まっている息子ラヒームと共に毎日幸せな日々を送っています。

「ラヒーム、貴方は次の王になるのよ。この国をもっと豊かに育て、人々に幸せと希望を与えるの」と毎晩息子ラヒームに言い聞かせます。

そんな幸せそうなシェヘラザードを陰から見つめる男が一人。それはシャフリ国王の弟ハザマン。息子ラヒームに対し「お前なんかに王は務まるものか!」王弟ハザマンはいつからか息子ラヒームに敵意を抱くようになりました。

その傍らで王弟ハザマンは愛人のドニヤにつぶやきました。

「息子ラヒームさえいなければ、王位継承はオレのものになる。オレが王になったらお前もこの国の姫として金や銀を沢山与えてやる、アイツさえいなければな・・・」

ハザマンは秘密の関係を深めているドニヤとベッドで激しく愛を交わし、いつしか二人の欲情は頂点に。ろうそくの火はとっくに消えているのに、愛のダンスはまだまだ続きます。

ドニヤは金や銀よりも、熱い想いを寄せているハザマンの心を仕留めたく、王位継承が確定しているラヒームを消し去る計画を企てます。

「あなたのためなら何でもやるわ。私に任せて、いい考えがある」

満月の夜。宮殿で踊り子による宴(うたげ)が行われました。その舞の中心には妹ドニヤの姿が。

それを楽しそうに眺めているシャフリ国王、シェヘラザード、息子ラヒームの3人。月に照らされたドニヤの踊りは美しく、誰もが目を奪われました。

ドニヤは今夜、息子ラヒームを誘惑し毒殺する計画です。姉の息子という重圧に胸を痛めながらもハザマンのために決意した意志は揺るがない。

「果たしてうまくいうだろうか?」宴の中、踊るドニヤの頭の中は冷静さを保ちながらも、緊迫した精神状態に押しつぶされそう。

それをよそに、まんまと計画通りドニヤの踊りに釘付けになった青二才のラヒーム。年頃の青年はすっかりドニヤの誘惑に欲情してしまいます

「ねえ、初めてでしょ。わたしがやさしく教えてあげる」

宴を抜け出し、二人きりになったドニヤとラヒームは、ワインをグラスに注ぎ乾杯します。

ラヒームは「まだ経験がないんだ・・・」といって緊張をほぐすために飲み慣れないワインをガブガブ流し込みます。そしていよいよラヒームが服を脱ぎ始めた時、ドニヤはラヒームの目を盗み、ワインに毒を入れます。

ラヒームはセクシーな衣装に身を包んだドニヤに興奮状態。

「ねえドニヤ、オレもう我慢できない!」と更にワインをあおり、ドニヤに抱きつこうとした瞬間

「うううっ・・・」

ラヒームはその場に倒れこんでしまいました。

そこに息子が宴(うたげ)の途中でいなくなり心配したシャフリ国王とシェヘラザードが部屋に入ってきて「何をやっているんだ!」と、ドニヤに問い詰めました。

そしてドニヤが口を開く前に、短気なシャフリ国王は、カッとなり剣でドニヤの首をはねてしまいました。

息子と妹を同時に失い、さらには妹に一人息子を毒殺されたことを知ったシェヘラザードは絶望の窮地(きゅうち)に追い込まれました。

「誰が何の目的でこんなことが起きてしまったの?」と、ただ失望の中を嘆き悲しみます。

ドニヤとハザマンの関係は明かされておらず、謎は深まっていくばかり・・・

失ったものが大きすぎて、悲しみのどん底に突き落とされたシェヘラザード。

シェヘラザードの涙で目の前の景色は全て遮断され、泣き叫ぶ彼女は神をも恨みます。

「神よ、これはいったい何の仕打ちですか。あまりに酷い。あまりにも。」彼女は身も心も闇の中に閉じこもっていく。

ドニヤをうまく利用し、王位継承をモノにした王弟ザハマンは町の酒場で仲間達と祝杯をあげています。

ハザマンの次なる野望はシャフリ国王を退けること。すぐにでも王位を獲得して金銀を手に入れたいと欲望に目がくらみます。

「オレが次の国王だ!」ハザマンは仲間にそう叫び、仲間達も「そうだ、そうだ!今やるしかない」と一体感を募らせます。

仲間達は体を寄せ合い、騒いだり踊ったりしながら朝まで酒を浴びました。そして今すぐにでも宮殿を侵略しようと一致団結しました。

シャフリ国王が住んでいる宮殿にやってきたハザマンと仲間達はシャフリ国王を殺害しようと城を包囲しました。それを見てシャフリ国王とシェヘラザードは息子の死の原因をようやく理解しましたが後の祭り。

シャフリ国王は弟ハザマンに向かって「コイツめ、欲望に目がくらみやがって」そう叫びますが、仲間達の勢いは増すばかりで一向におさまりません。

シェヘラザードは敵が押し寄せ、城が完全に追い詰められた状況をまの当たりにして、ひとり自分の部屋で目を閉じます。

そして大切に育ててくれた両親のこと、楽しかった妹と過ごした幼い時の思い出、愛する息子が生まれた日の喜び・・・・頭の中を幸せだったころの記憶があふれだしました

その時、群衆が部屋のドアをたたき壊そうとする音が聞こえる。ガンガンガン!

「もう終わりね」

群衆が押し寄せる中、彼女は閉じ込められた部屋の中で一人踊ります。その姿は、まるで少女に戻ったかのよう・・・月の光に照らされながら人生の最期を迎えた彼女はただ一人で踊る。

そして力尽きるように床に倒れこむシェヘラ。しかし、何故かその顔には笑みが浮かび、どこか不気味。光を失った目は天を泳いでいるよう

ハザマンに追い詰められ、逃げ場を失ったシェヘラザードは死を覚悟しました。

しかし、そのとき・・・・

ブッ飛び同士で!

アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ! 

今日はジニーが面白いと思った撮影現場での演出をピックアップするよ。既に映像を見てくれた人は驚いたと思うけど、TANISHQがパフォーマンスをした「第五章:シェヘラザード 悲しみの果てへ」の演出はすごかったでしょ!?あのアイディアがどうやって生まれたか裏話をするね。

見てくれた方は「ナニこの真っ暗な演出?」と感じたはずだけど、それは全て計算済みだった。監督Jobowさんのイメージは、いかに真っ暗闇の中で踊っている彼女の影が時々見える…くらいの極端にアーティスティックな作品にしたかった。それはTANOSHQが仕込んできた頭をぶち抜くような音源をいかに引き立たせるかの秘策だったんだ。

でも、それを突き詰めていくとTANISHQが打ち合わせの時に監督に言い放ったひとつの言葉がキッカケだったんだよ。その言葉は「わたしなんて写ってなくていい」と吐き捨てたセリフ・・・

「ぇえ゛?」って感じだよね。あなたの撮影をするのに、あなたが写ってなくていいってどゆこと?って思うよね。普通ならこの人お酒の飲み過ぎで頭が少しおかしいんだな~、くらいで無視するところだけど、JobowさんもTANISHQも同じアル中同士だから、お互いにその言葉が理解できたんだよね!

「そっか!写さなくていいんだ・・・」

そこで思いついた演出用の照明がコレ↓

あの撮影は、こんなに小さい照明1個だけで撮影したんだよ!すごいアイディアだよね。

しかも照明の松本さんがコイツを手に持って、TANISHQがダンスをしている間、この照明を右横からブンブン振り回しているんだよ。あの度肝を抜くようなダークな演出はそんな偶然から生まれたんだ!!

まさに、ブッ飛びのアイディア+ブッ飛び音源の融合から湧き出た奇跡の映像なんだ。

偶然の奇跡が生まれたのも、みんなが一生懸命に取り組んだ結果、神様が手を貸してくれたって証にちがいないね。

今回はここまでね「続きはまた明日!」

富士山?MAHA女王なら動かせますよ

アラビアンナイト2021運営員のジニーです!宇宙最強の魔人だよ!

世の中には不思議な人が沢山いるけど、彼女以上に不思議な魅力をもっている女性はいないだろうね。それはベリーダンス業界きっての大御所エンターテイナー「MAHA」女王。

今回の物語は彼女で始まって、彼女で終わる。ストーリーの主人公、シェヘラザード役としてダンスのパフォーマンスではオオトリを務めてくれたんだ。

ジニーが一番驚いたのはMAHA女王の肝っ玉のデカさ。その気になれば富士山だって動かせるぜィ!と言わんばかりの器の大きさは恐れ入ってしまうほど。この物語のシメは彼女以外に務まる人は存在しなかったと今でも思うんだ。

これは裏話だけど、MAHA女王が自分のパフォーマンスシーンで最初に候補として選んでくれた曲はDr. Samy Farag による「Shahrazad」だった。ベリーダンスの経験者なら誰でも知っているような定番曲だよね。しかし監督のJobowさんは、その曲を聴いて「違う!」と思ったらしく、突きつけてきた曲がRimskyの「Scheherazade」だった!ちょっと待って、それってクラッシク曲じゃ~ん!MAHA女王が「白鳥の湖」みたいなバレエダンサーになっちゃうのー!?

MAHA女王がいくらベテランとはいえ、クラッシック曲で躍らせるなんて乱暴過ぎる!いったいどんなことになるのか、もうドキドキだよね

でもね、撮影の1週間前くらいに「この曲で頑張ってみま~す」みたいな女子高生並みに軽いノリの返信があった。Jobowさんは、もうMAHA女王に賭けてみることにしたんだ。って言うか、それしか選択肢がない。よっしゃ、彼女を信じよう!とね。

とは言いつつも、保険で毎日神社にお参りに行ってたらしいけど・・・「神様、どうか最後のシーンがうまくいきますように」と。

その結末は映像を見てもらえばわかるけど、最後のクライマックスのシーンはみんなにはどう映ったかな?

今回はここまでね「続きはまた明日!」